2018年04月26日

虫歯の原因

こんにちは、歯科衛生士Tです!

本日は虫歯の原因菌のミュータンス菌についてお話いたします。

【ミュータンス菌とは?】

口腔内細菌の中でも最も強力に酸を作り、歯を脱灰(虫歯を作る)する力を持った細菌がミュータンス菌です。生後約10ヶ月〜31ヶ月の期間に、乳児と接触頻度が高い保護者(主に母親)から感染します。一旦感染してしまうと、口の中からミュータンス菌を排除することが困難です。

エナメル質のツルツルな面にも砂糖を餌にネバネバのグルカンをつくり、歯にぴったりくっつくことが出来るので、歯のどこの部位でも容易に虫歯を発生させることが出来るのが特徴です。

多くの口腔内細菌は、酸性の環境下では酸を作り出す能力を失いますが、ミュータンス菌は酸性の環境でも平気で生き延び、更に酸を作り続けることが可能です。

【ミュータンス菌が強力に感染する条件は?】

乳児と頻繁に接触する保護者の口の中に、大量のミュータンス菌が存在する。(保護者の口の中に多くの虫歯が現存する。或いは数多くの歯で虫歯の治療を経験した。)

感染を起こしやすい上記期間に、保護者から頻繁に子供(小児)への感染の機会がある。(口移し、同じ箸、スプーンの使用など。)

同様の期間に子供(小児)が砂糖を含んだ食べ物や飲み物を多く摂取する。

【ミュータンス菌が感染するとなぜ減らせないの?】

乳児の時期に口の中に大量のミュータンス菌が感染すると、歯磨きをしたくらいでは、菌量を減らす事は出来ません。
ミュータンス菌は砂糖を餌にネバネバのグルカンを作ります。また、ミュータンス菌の表面には螺旋状の突起物があり、それが歯の表面にねじ込むようにして、歯に張り付いてしまうのです。
ミュータンス菌や歯周病菌などの細菌が集合体を作り歯の表面に形成された膜をバイオフィルムといいます。バイオフィルムの状態になると更に菌力は増して行きます。

お子さんが小さい時にミュータンス菌の感染を防げれば、かなり虫歯になりにくいお口の中を作ることが出来ますので、小さいお子様のお母様は、ぜひ受診なさってください! スポンサードリンク